サンフランシスコの人気観光スポットといえば?
ゴールデンゲートブリッジ?
フィッシャーマンズワーフ?
行ってみたいけど、事前にツアーの内容をざっくりと知っておきたい方もいるのではないでしょうか?
本記事を読めば、ツアーの大まかな内容を把握することができます。アルカトラズ島に行くかどうか悩んでいる方は参考にしていただけると嬉しいです。
実際に私が撮影してきた写真も載せながら刑務所内や島の様子をご紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
アルカトラズ島とは?
サンフランシスコ湾に浮かぶ小さな島「アルカトラズ島」。1963年までは刑務所として利用されていたことで有名で別名「ザ・ロック」「監獄島」とも呼ばれています。映画「ザ・ロック」や「アルカトラズからの脱出」の舞台となっているのでなんとなく島のイメージができる方も多いでしょう。脱獄を試みた受刑者は30人以上いるそうですが、海水の温度が低く、潮の流れが速いことから脱獄成功者はいません(厳密には行方不明者が5人います)。
そんなアルカトラズ島は現在観光地となっており、誰でも入ることができます。映画好きの方はワクワクしてきませんか?また、ツアーには日本語ガイドもあるので英語が苦手な方も心配ありませんよ!
アルカトラズ島内観光ツアーの流れ
基本的にはアルカトラズを自由に歩くことができますが、メインの刑務所内は音声ガイドに従って順番に回ります。行きのフェリーに乗って、ピアに戻ってくるまで、私が実際に見て回った場所を紹介していきます。
受付をしてフェリー待ちの列に並ぶ
アルカトラズクルーズの発着場所はピア33にあります。予約してあるチケットを持って、まずは受付をします。受付を済ませたらフェリーに乗る人が並ぶ列に並びましょう。
フェリー内は景色が眺められる屋外席もあるので、天気が良ければサンフランシスコのビル群やゴールデンゲートブリッジを見ることができますよ。
アルカトラズ島到着、ルートに沿って刑務所内へ
島に到着するとすでに観光客がたくさん見えます。帰りのフェリーを待っている人もいる時間帯は混雑しています。正面に見えるのは、アメリカの刑務所と書かれた看板です。
また、ここで有料ガイドブックを購入することもできます。価格は$1で小銭または紙幣を隙間から入れる方式です。日本語版もあるので思い出に購入するのも良いですね。
歩いて刑務所棟まで向かいます
メインは刑務所棟ですが、そこに行くまでにも様々な建物を見学できます。
みたいに映画を見てから行くとマジで楽しいです!みなさんには、この2作を観て予習してから観光してほしい!(切実)
シャワールームで音声ガイドを受け取る
刑務所棟に入ると、まずはかつてシャワールームだった部屋にたどり着きます。囚人もまずはこの部屋に連れられて身体検査と着替えを行っていたそうです。
続いて、列に並んで音声ガイド端末を受け取ります。日本語版がありますので英語な苦手な方も安心ですね。多言語に対応していて、さすが世界中の人が訪れる人気観光スポットだなと。
受け取ったら階段を登って刑務所ツアースタート!
アルカトラズ刑務所ツアースタート
囚人が収容されていた独房エリアに到着したら、音声ガイドスタートです!写真を見るとみなさんヘッドフォンを装着しながら歩いていますね。全員こんな感じでガイドの指示に従って順番に回ります。
個室の中は必要最低限の物だけがある狭い部屋といった感じ。
独房はA・B・C・Dブロックに分かれていて、AブロックとBブロックを挟んだ通路がミシガンアベニュー、BブロックとCブロックを挟んだ通路がブロードウェイと呼ばれています。
ブロードウェイの一番前(写真奥)には時計が設置されていて、ここはタイムズスクエアと呼ばれていました。
囚人達が唯一楽しめる時間は屋外の運動場での自由時間だったそう。やっぱりアメリカ、野球をしている人が多かったみたいです。
また、BブロックとCブロックの真ん中にはそれぞれカットオフという通路があります。ここには、アメリカ軍が囚人の暴走を止めるために放ったグレネードの爆発跡が残っています。
Bブロックにはアルカトラズからの脱出に成功したフランク・モリスの独房もありました。看守を騙した人形も置いてあります。脱獄計画にはおよそ2年もかけていたそう。
脱獄に使用された簡易イカダや防水バッグは見つかっているものの、当時脱獄した3人の遺体は見つかっていません。海外ドキュメンタリー番組「MythBusters」で実際に脱獄を再現したものがありましたが、その企画ではサンフランシスコ湾を渡りきっていました!謎は深まるばかりです…。
続いて、看守が銃を持って囚人を見張っていたガンギャラリー。頑丈な鉄柵を使っていて鍵はすべてここで管理されていたそう。
Dブロックには、罪が重い囚人や態度が悪い囚人が入っていた独房があります。
もっとやばい人は明らかにドアが分厚く中が真っ暗な部屋に入れられていました。少し中に入ってみましたが、もちろん窓は無く光が入ってきません。怖かったのですぐに出ました。
また、刑務所内には図書室もありました。脱獄犯達は、本の受け渡しなど囚人同士の接触がある時に計画を進めていたんですね。
凶悪犯が収容されているとはいえ、面会はできたようです。ドラマや映画で見る日本の面会室とは比べ物にならないほど頑丈にできています。
通信室や所長室も見学できました。当時の看守が着用していた制服も飾ってあります。
食堂は、献立を見た感じだと食事は結構しっかりしていたように見えましたが実際はどうだったのでしょうか。200人以上収容されていただけあって鍋も大きいです。
お土産売り場もあります
音声ガイドを返却したら、お土産売り場に入れます。ここでは写真を撮り忘れてしまいましたが、囚人が使用していたコップやお皿のレプリカやポストカードなどが人気のようでした。アルカトラズ島の記念ポストカードは行った日付のスタンプを押して貰うことができるので思い出に一つ買ってみてはいかがでしょうか?
帰りの船に乗船
刑務所棟の外を色々歩いてから、帰りの船に乗るため発着場に戻りました。帰りは特に時間が決まっていませんので、事前に運行スケジュールを確認しておいて、その時間に合わせて乗り場へ向かいましょう。それから、船内には売店がありますのでお腹がすいた方はおやつを買うことができます。
ピア33に到着
無事、ピア33に到着です。私はこの後バスに乗ってゴールデンゲートブリッジへ向かいました。
まとめ
いかがでしたか?アルカトラズ島観光ツアーの写真を見て、行くことを決めている方はなんとなくイメージができましたか?行くか迷っている方は本記事を読んで、行きたい!と思っていただけたら嬉しいです。
私自身も事前調査不足で見逃してしまった場所もいくつかありました。こういった観光スポットは見どころがたくさんあるので、事前に調べておくとより楽しめます!
アルカトラズ島を堪能してきてくださいね!